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ベトナム人の看護師候補を日本とドイツへ送り出す越日政府間の労働派遣プログラムを、一部の海外労働者派遣斡旋業者が悪用し、候補者を違法に集めていることが明らかになった。
これを受け、労働傷病兵社会省の海外労働管理局(DOLAB)は、公安省社会秩序犯罪捜査局及び内部治安局に対し、派遣看護師候補の募集広告を出している民間業者9社を捜査するよう要請した。
現時点でこれら2か国への看護師候補の派遣が認められている送り出し機関はDOLABのみで、同ライセンスを持つ民間業者は1社もない。
問題となっている9社のうちの1社であるハイフォンペトロ観光サービス社(OSC HP、紅河デルタ地方ハイフォン市)は、ベトナム人看護師候補を日本へ送り出す広告を複数のウェブサイトに掲載した上、ハノイ市でこれに関する大規模なイベントまで行った。同イベントでは、日本の病院1200か所と提携し、看護師候補を送り出すとうたっていたという。