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タイのチョンブリ県パタヤー市で20日、誘拐や拷問などの容疑でベトナム人3人が逮捕された。逮捕されたのはグエン・タイ・ハイ (男・27歳)、ロン(男・28歳)、ニアム(あるいは「ナム」、男・28歳)の3人。誘拐されていたベトナム人男性は無事に保護された。
地元マスコミによると、容疑者らが所属する暴力団5人組は12日、ノンタブリ県で鮮魚販売のベトナム人男性(34歳)を誘拐し、男性の所持金約10万THB(約34万円)を奪った上、家族に150万THB(約510万円)の身代金を要求した。男性の家族が「今はその一部しか支払うことができない」と回答したため腹を立てた容疑者らは男性の小指を切断し、これを家族の元に送って脅迫したという。
男性の家族の通報を受けた警察はすぐに容疑者らの居場所を特定し、パトゥムタニ県にある空き家のトイレに鎖で繋がれていた男性を保護した。男性は小指を切断されただけでなく、体中に傷を負っていた。警察は20日未明に3人を逮捕し、現在も逃走を続けている残り2人の行方を追っている。
保護された男性によると、容疑者らとは面識がないという。この暴力団はタイに在留しているベトナム人のみを狙って誘拐する手口で、5月にもアユタヤ県で8歳のベトナム人男児を誘拐したとされている。