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ホーチミン市クチ郡で2日、民間初の低所得者向け病院として建設されたスエンアー総合病院が完成した。同病院は、同郡タンフーチュン村の国道22号線沿いに位置している。同日の完成記念式典にはグエン・ティ・キム・ティエン保健相らが出席した。
同病院のグエン・バン・チャウ院長によると、同病院は低所得の労働者を主なターゲットとしており、診察料は2万VND(約100円)、入院費は1日5万VND(約250円)からと公立病院と同等に安く設定されている。
同病院には26の診療科目があり、手術室9部屋、人工透析室、1日1500人の患者の受け入れが可能な診察室30部屋を備えている。更に100人余りの医師と約400人の看護師という医療体制により、一般的な病気の診察や治療だけでなく、以前は中心部にある大病院へ移らざるを得なかった重大な病気などの様々なケースにも対応することができるという。
同市の北部には現在、◇クチ地区総合病院(病床数1000床)、◇ホックモン地区総合病院(病床数550床)、◇クチ郡病院(病床数150床)があるが、同地域及び周辺の各省から来る多数の患者で溢れている状況だという。同病院の開業により、これらの病院や同市中心部の各病院にかかっている負担の軽減が期待されている。