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28日、ソーシャルネットワーク(SNS)上に、食肉加工大手ビッサン(Vissan)製のソーセージにヒルのような黒い物体が混入しているという記事が画像とともに掲載された。
記事を掲載したのはハノイ市在住のミンさん(女性)。同市の大型スーパーでソーセージを購入し、自宅で開封し切ってみたところ、断面中央にぬめぬめした黒い物体が混入していることに気付いたという。製品に記載されている製造日は2014年7月11日、賞味期限は同年10月11日だった。
ビッサンのバン・ドゥク・ムオイ理事長は、自社の製品に異物が混入していたことをインターネットを通じて知ったという。ムオイ氏はハノイ支社の社長をミンさんの自宅へ派遣し、異物が混入したソーセージの現物を確認。しかし混入していたのはヒルなどの生物ではなく原材料の一つで、加工前の「種」であることを明らかにした。
この一件についてムオイ氏は、同社の生産プロセス及び検査プロセスにミスがあったことを認め、ビッサンを代表して消費者へ向けて謝罪した。
なお、ミンさんはビッサン側の謝罪を受け入れ、賠償金などは請求しなかった。