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メコンデルタ地方カントー市コードー郡で30日午前7時5分ごろ、竜巻が発生し、住宅56棟が損壊、147棟の屋根が吹き飛ばされ、電柱40本が倒れるなどの被害が出た。負傷者は5人。同市軍事指揮部は200人余りを現場に派遣し、がれき撤去作業や住宅の修理などを行っている。
地元住民は、「ゴーという音が聞こえた瞬間、あちこちの家の屋根が四方八方へ吹き飛んでいき、5分も経たないうちに、爆風が家々を巻き込んでいった。」とおびえた様子で話した。
竜巻発生直後、同市人民委員会のダオ・アイン・ズン副委員長は同郡の責任者とともに現場に駆けつけ、がれき撤去作業員や住民の救援にあたった。
なお、カントー市は自宅が被害を受けた住民に対し、米や即席めん、食用油などを支給。コードー郡は、自宅が損壊した住民に対し600万ドン(約2万9000円)を、自宅が被害を受けた住民に対し200万ドン(約9700円)の支援金を交付した。