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サイゴン水道総公社(サワコ=SAWACO)はこのほど、東南部ビンズオン省やホーチミン市を流れるサイゴン川の上流に位置するザウティエン湖(タイニン省)及びチアン湖(ドンナイ省)の水源利用に関する研究結果を発表した。同研究は日本国際協力機構(JICA)の支援のもとで実施され、湖水サンプルは日本の大阪で分析が行われた。
研究の結果、同湖水はダイオキシンに汚染されておらず、ザウティエン湖がベトナム戦争時代にダイオキシンに汚染された可能性が高いという一部専門家の意見は仮説に過ぎないことが明らかとなった。
なお、同社は現在までのところサイゴン川の水を浄水場で処理して市民に供給しているが、同河川の汚染が進んでいる現状を踏まえ、替わりとなる水源を確保すべくザウティエン湖及びチアン湖水源利用の研究を進めている。