ホーチミン市労働傷病兵社会局は15日、2014年年初6か月に同市で労働災害が37件起き、37人が死亡、1人が負傷したと発表した。労災は前年同期と比べて6件減少している。
37件のうち、建築分野で24件、工業生産分野で8件、サービス分野で5件の労災が起きた。10件については原因が明らかになっているものの、残りの27件は現在も調査中だ。また、同局監視員は労働現場28か所を労働安全違反で罰し、総額3億0600万ドン(約150万円)の罰金を課した。
一方、火災も184件起きており、7人が死亡、10人が負傷している。これによる損失額は約85億ドン(約4100万円)にも上るという。
労災や火災が相次いで起きている原因について、雇用主の労働安全衛生管理が不十分であることや、建設現場や生産現場での業務フローが確立されていないこと、また現場の設備不良などが指摘されている。