(C)Tin moi、スマートウオッチ 写真の拡大. |
試験でのカンニングは昔から行われていたに違いないが、ITの進歩に伴い現代のカンニングはハイテク化し、発見も困難になっている。
ホーチミン市技術師範大学で昨年6月末に行われた期末試験で、スマートウォッチを使ったカンニングが発見された。試験中に腕時計を見る行為を繰り返す学生を、試験官が不審に思って検査して発覚した。
スマートウォッチは見かけは普通の腕時計そっくりだが、無線通信や大量のファイルの記録などが可能で、あらかじめ必要な資料を記録しておけば、容易にカンニングできる。ただ、試験官が学生の不審な動きに注意していれば発見できそうだ。
一方、Bluetooth(ブルートゥース)のワイヤレスイヤホンを使ったカンニングは、発見自体が難しい。長髪で耳を覆ってしまえばイヤホンは外から見えない。試験開始時に、試験官が試験問題を読み上げるのを外部の協力者が聞いて、答えを学生に知らせる。この方法は女子学生に人気がある。自分では何も動かずに済み自然体でいられるからだ。