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ベトナム航空局がこのほど発表した上半期の総括報告によると、航空各社の年初5か月における遅延・欠航率は前年同期の16%を上回る25%で、全運航便の4分の1が遅延または欠航していたことが明らかになった。このうち、格安航空ベトジェットエア(Vietjet Air)の遅延・欠航率が51%でワースト1位となっている。
航空各社ごとの遅延・欠航率は以下の通り。
1位:ベトジェットエア 51%
2位:ジェットスターパシフィック(Jetstar Pacific Airways:JPA) 50%
3位:ベトナムエアサービス社(VASCO) 17%
4位:ベトナム航空(Vietnam Airlines:VNA) 14%
遅延・欠航の理由として、◇安全確保の問題(39便)、◇技術的要因(66便)、◇天候などの客観的要因(33便)、◇航空各社もしくは乗客による人的要因(23便)、◇その他(9便)が挙げられる。また、こうした遅延・欠航率の上昇は、航空サービスの品質にも大きな影響を及ぼしていると指摘されている。
なお、航空各社が現在運航している機材は計102機で、このうち各社の自社保有機は42機。各社ごとの上半期における運航便数は、◇ベトナム航空:6万1660便、◇ベトジェットエア:1万4495便、◇ジェットスターパシフィック:7180便だった。