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フエ中央病院はこのほど、体外設置型の補助人工心臓を装着する手術に成功したと発表した。補助人工心臓の装着手術が国内で実施されたのは今回が初めて。
手術を受けたのは北中部クアンビン省レトゥイ郡に住む漁業従事者で、末期拡張型心筋症を患うホアン・クオック・ビエンさん(男性・39歳)。術後の経過は良く、数週間以内に退院できる見込みだ。
ビエンさんは「10年前から拡張型心筋症を患っていたが、心臓移植手術のためのお金もなく、外来治療で薬を買わなければならなかった。人工心臓移植プログラムの無料手術の対象に選ばれたと聞いて、もっと生きられるかもしれないと喜びながらも、手術に失敗したらと心配だった。しかし今は命も救われ、人生に希望が持てた」と喜びを語った。
補助人工心臓の装着手術の費用について、同病院のブイ・ドゥック・フー院長は、現時点では非常に高いが、将来的には政府の支援政策により、低減する見込みだと述べた。今回の手術は、科学技術省が投資している国家レベルの科学研究プログラムの一環であるため、費用は無料とされた。