(C) tuoitre, 押収されたマムトム 写真の拡大 |
ホーチミン市税関支局は30日、オーストラリアに輸送する国際スピード郵便を検査していた際、マムトム(エビを塩漬けにして発酵させたペースト状の塩辛) の容器の中から9.86キロ、末端価格にして70億ドン(約3380万円)のプソイドエフェドリン(Pseudoephedrine:PSE)を発見したと発表した。
PSEは、「アイス」などの覚せい剤の原料として使用される。荷物の送り主は同市6区在住の個人で、送り先はオーストラリアに住む親戚だった。同市警察は現在、関連当局と協力し、密輸ルートの全容解明に向けて捜査を進めている。
税関支局によると、同局はここ8か月程の間に70キロ以上の麻薬・覚せい剤(原料含む)を発見・押収している。このうち、67キロが麻薬・覚せい剤原料で、4.22キロがヘロインなどとなっており、いずれも食料品や化粧品に偽装されていたという。