ベトナムと中国の国境付近で18日午後、ベトナムに不法入国した中国人が、ベトナム国境警備隊の銃を奪って発砲する事件が発生し、隊員2人と中国人5人の合わせて7人が死亡した。中国人は少数民族の衣服を着ていたという報道もあり、中国から脱出を試みたウイグル族の可能性があるという。
東北部クアンニン省の発表によると、同日早朝、中国からベトナムに不法入国した中国人の男女計16人(うち子供2人)を拘束した。その後、不法入国者を強制送還すべく、手続きを行っていたところ、拘束されたうちの1人が隊員の銃を奪って発砲し、銃撃戦となった。
この銃撃戦で隊員2人が死亡し4人が怪我をしたほか、中国人もビルの3階から飛び降りるなどして5人が死亡した。