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ハノイ市人民委員会は26日、ホン川(紅河)に架かるロンビエン橋の架け替え方法について、交通運輸省、建設省、文化スポーツ観光省、その他の関連機関と協力して様々な分野の専門家から意見を聴取する会合を開催し、意見集約後の統一見解をグエン・タン・ズン首相に報告すると発表した。
ロンビエン橋は建設から100年以上が経過して老朽化しており、架け替えが急務となっている。しかし歴史的意義や景観の面から保存を訴える声も多い。
ロンビエン橋の架け替え問題を巡っては、◇現在の橋から30メートル離して新しい鉄道橋を建設する案、◇現在の橋から186メートル離して建設する案、◇現在の橋を利用する形で新しい橋を建設する案が議論されてきた。
グエン・ゴック・ドン交通運輸次官は、30メートル離して建設する案を推す同省の考えに変わりはないとしている。また、上記の3案を提案した交通運輸投資建設コンサルティング株式会社(TRICC)は、現在の橋を利用する形ではなく、完全に架け替える方法を取るべきと主張している。
なお、グエン・タン・ズン首相は28日、ロンビエン橋の架け替え問題について政府の見解を発表し、現在の橋を保存するよう各関連機関に要請した。また、新しい橋の建設については、現在の橋に負担が掛からない形で進めるよう求めた。