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英国のチャールズ皇太子と長男のウィリアム王子が、希少野生動物の保護を訴えるビデオメッセージを発表した。ビデオの最後でウィリアム王子は「野生動物のために団結しよう」とベトナム語とスワヒリ語で呼び掛けた。
ビデオは昨年11月に撮影された。密猟で殺された野生動物の死体や、皇太子と王子がアフリカを訪れて野生動物を視察した際の様子などが収録されている。このビデオは、ロンドンで12日に開かれた動物保護サミットの直前に公開された。
世界自然保護基金(WWF)英国の会長であるチャールズ皇太子は、「野生動物の殺戮と売買が、かつてないほどに増えている。現在、一部の希少野生動物に絶滅の恐れがある他、世界の多くの地域で経済や政治の安定にも影響が出ている」と語り、密猟された動物の供給先のほとんどがアジアだと指摘した。
皇太子は「2013年には3000頭余りのアフリカゾウが殺され、この10年間で62%も減少した。このままでは10年以内にアフリカゾウが絶滅してしまう」警告している。