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米国フロリダ州ではワニやカエルの肉を食するのは珍しくない。ピザレストラン「エバンズ・ネイバーフッド・ピザ(Evan’s Neighborhood Pizza)」は、他店と差別化を図るため、ベトナムから輸入したニシキヘビの冷凍肉を使ったピザを売り出して、注目を集めている。
ニシキヘビの肉を食べたという客には、鶏肉のような味がしておいしいと評判だ。価格は1枚45ドル(約4700円)と通常のピザに比べかなり割高だが、注文は絶えないという。店主のエバン・ダニエルさんは、「マスコミに取り上げられる機会が多いです。それが良いのか悪いのかは別にして、ヘビ肉をおいしく料理できることを証明できたと思います」と話した。
フロリダ州にもニシキヘビは生息しているが、法律で地元のニシキヘビの肉を加工したり販売したりすることが禁じられている。そのため、エバンさんはベトナムから冷凍肉を輸入している。
ベトナムではニシキヘビの養殖が盛んな時期もあったが、1990年代に輸出価格が低迷し養殖業は下火になった。しかし2008年以降、ニシキヘビの皮の価格が上昇したため、養殖業が盛り返している。