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テト(旧正月)が間近に迫る中、縁起物の珍しい紙幣の需要が高まっている。幸運を呼び込むといわれている米国の2ドル札が人気なのは毎年のことだが、ホーチミン市内では最近、黄金色に光り輝く模造米ドル札が人気を集めている。
ディエンビエンフー通り、ボーティサウ通り、リータイトー通り、バータンハイ通りなどの市内の大通りには、こうした模造米ドル札の売り子が大勢立っている。その殆どが大学生のアルバイトだ。模造紙幣には、2ドル札と100ドル札の2種類があり、売値はそれぞれ、2万ドン(約99円)、2万5000ドン(約124円)となっている。
模造紙幣は薄い金属の板でできている。金色の模造米ドル札が売られるのは、ベトナムでは初めてのこととされており、面白がって買っていく人が多いようだ。
売り子の1人に売行きを聞いてみると、「1日に数百枚売れて、売り上げは130万ドン(約6460円)~180万ドン(約8910円)ぐらいです。私はただのアルバイトで、時給2万5000ドンでここに立って売り子をしてます。雇い主によると、全部で15か所くらいで売っているそうです」と述べた。