(C)Tien phong、レ・アイン・ビン博士(中央) 写真の拡大 |
ハノイ市のホー・チ・ミン青年共産同盟はこのほど、「2013年の首都を代表する若者10人」のリストを発表した。その中の1人に選ばれたレ・アイン・ビン氏は、30歳の若さでハノイ国家大学傘下教育大学国際関係学科の数学の准教授に就任した。
ビン氏の数学の才能は高校生の頃から際立っていた。2001年に国際数学オリンピックで銀メダル、アジア太平洋数学オリンピックで金メダルを獲得し、オーストラリア政府の奨学金を受けてニューサウスウェールズ大学に留学した。
卒業後はハーバード大学の大学院に進学し、27歳で博士号を取得。その後オーストリアのエルビン・シュレディンガー研究所の研究員や米国のロチェスター大学の教員を務めた。
2012年には、ベトナムの若手研究者才能コンテストで1位となったほか、ハノイ国家大学の若手研究者の代表的科学論文賞を授賞。2013年11月に国家教授職評議会が発表した「教授56人と准教授491人の資格者名簿」に登載されたメンバーに最年少で名を連ねた。