家電量販店大手のグエンキム商業株式会社(Nguyen Kim)は26日、ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)などの協力を得て、全国の幼稚園や保育所にWebカメラ2万台を無料で設置する計画を明らかにした。
計画が発表された背景には、最近、幼稚園教諭や保育士による園児への虐待事件が相次いで発覚していることがある。同計画は、総額315億ドン(約1億5700万円)を投じて、全国の幼稚園・保育所5000か所にWebカメラを設置するというもの。設置は、経営が苦しい施設が優先され、施設1か所当たり4台のWebカメラを設置する。保護者は、Webカメラを通じて、子供たちの様子をパソコンやスマートフォンでいつでも確認できる。
計画では、来年1月からホーチミン市の幼稚園・保育所約1000か所でWebカメラの設置を開始。その後、全国各地で展開する。なお、Webカメラの設置はグエンキエム社のウェブサイト<http://www.nguyenkim.com/>から申込が可能。