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ホーチミン市トゥードゥック区ヒエップビンフオック地区ヒエップビン通りにあるフオンアン保育所は、子供たちにとって地獄のような場所だった。ここでは、保育士らが日常的に暴力を振るっており、子供たちを力で支配していた。
今回、近隣住民が撮影したビデオにより、その一部始終が明らかになった。保育士は、子供に食事を与える際、頭を押さえつけて、嫌がる子供に無理やり食べさせていた。子供がむせて食べ物を吐き出すと、頭を激しく揺さぶったり、水の入ったタンクに顔を押し付けたりするなどの体罰を加えていた。
生後10か月の乳児に対しては、鼻を押さえて息をできなくし、苦しくなって口を開けたところに無理やりミルクを流し込んでいた。以前から、子供の泣き声が尋常ではないと感じていた近隣住民がこの様子を隠し撮りし、警察に届け出て、保育所側の悪行の数々が暴かれた。なお、保護者らは今回のビデオがニュースなどで流れるまで、子供たちが日常的に暴力を振るわれていたことを一切知らなかったという。
警察は現在、同保育所の経営者レ・ティ・ドン・フオン(31歳)と保育士見習いのグエン・レ・ティエン・リー(19歳)の両名に事情聴取を行っている。