労働傷病兵社会省のファム・ミン・フアン次官は、現在同省が在外ベトナム人労働者および在ベトナム外国人労働者に対してベトナムの社会保険への加入を認める案を検討していることを明らかにした。20日付ベトナムプラスが報じた。
同省が20日に主催した保険制度に関するワークショップで、同省が現在意見聴取を行っている改正社会保険法に、在外ベトナム人労働者と在ベトナム外国人労働者に対するベトナムの社会保険への加入を認め、それに関連する規定を盛り込むべきだとする意見が数多く出された。
ベトナムと各国との間では今のところ社会保険に関する協定が結ばれていないため、在外ベトナム人労働者の殆どが受入れ国の社会保険に加入することができず、また、ベトナムで働いている外国人労働者もベトナムの社会保険に加入できない状況にある。
なお、海外で働いているベトナム人労働者数は約50万人。ベトナムで働いている外国人労働者数は約8万人となっている。