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雇用に関するランキングプログラム「ベストベト」は、12月21日にハノイ市の国家会議センターで第1回目の発表式を開催する。ベストベトは、ベトナム企業の雇用環境や労働者の満足度を調査・評価するもので、労働傷病兵社会省などの支援を受けて今後毎年実施される。15日付ザンチーが報じた。
なお、ベストベトがこのほど発表したベトナムの雇用に関する研究レポートによると、失業は現在のところ、重大な問題にはなっていない。2013年6月時点の失業率は2.28%と低い水準にある。ただし、雇用の質が課題と指摘している。
失業していなくても、安定した職に就いている労働者は少ない。特に15~29歳の若い世代の半数以上が期限付契約など不安定な雇用状態に置かれており、さらに3割の人が、自分の能力以下の仕事に甘んじ、自身の能力を十分発揮できずにいる。
レポートによると、労働者は訓練や昇進の制度、職場環境などの中長期的な利益より、給与や賞与といった短期的な利益に注意を向ける傾向がある。職場を評価する際に重視するのは、「給与や賞与」が32%と最も多く、次いで「物質的な待遇や昇進機会」が27%、「企業の文化」や「企業の評判」はそれぞれ21%、20%と低かった。