(C) nguoilaodong, アレクサンドル・イェルセンの胸像 写真の拡大 |
南中部カインホア省人民委員会のレ・スアン・タン副主席は、フランス人医師アレクサンドル・イェルサンにベトナム名誉国民の称号を贈呈する記念式典を12月末に開催する方針を示した。グオイラオドン紙(電子版)が報じた。
アレクサンドル・イェルサンは、1863年にスイスで生まれ、後にフランスに帰化した細菌学者。マラリアの特効薬を作るための原料を見つけたことで、マラリアの感染拡大抑制に大きな功績を残した。また、現在はベトナム国内の人気観光地となっている中部高原地方ラムドン省ダラット市を“発見”した人物としても知られている。
また、その質素な生活ぶりと医療に対する献身的な姿勢から、フランス植民地時代においてベトナム国民から最も愛されたフランス人の1人であり、ベトナム国内には現在、彼の名を冠した通りがある。