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台風から変わった熱帯低気圧は19日未明、北中部トゥアティエン・フエ省から中部ダナン市にかけての地域に上陸した後、徐々に消滅に向かっている。しかし豪雨と強風を伴った台風の影響で、中部の広い地域で深刻な被害が出ている。19日付ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
19日午前1時までのこの3日間に降った雨量は、北中部ハティン省、中部地方、中部高原地方北部で150~350ミリに達した。雨量が特に多かったのは◇ハティン省キーラックの450ミリ、◇トゥアティエン・フエ省ナムドンの441ミリ、◇南中部クアンガイ省リーソンの392ミリ、◇中部高原地方ダクラク省エアフレオの367ミリ、など。
中央台風洪水防止指導委員会によると、台風によるこれまでの被害状況は、死者2人(北中部クアンチ省1人、ダクラク省1人)、行方不明12人(ダクラク省11人、南中部クアンナム省1人)、沈没した漁船4隻(クアンガイ省3隻、紅河デルタ地方タイビン省1隻)などで、クアンガイ、クアンチ、ダクラク、コントゥム、ザライの各省では多くの家屋・橋・道路が損壊し、数千ヘクタールの農地が水に浸かるなどの被害が出ている。