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最近、勃起不全(ED)治療薬バイアグラの偽物の摘発が相次いでいる。ハノイ市では本物も偽物も簡単に入手できてしまうのが実態だ。9日付グオイドゥアティンが報じた。
ハノイ市警察は2日、バーディン区ゴックカイン通りで偽物のバイアグラ4錠シートを400枚運んでいたファム・バン・ルアット容疑者(23歳・男)を逮捕した。本物のバイアグラの価格は1シートが70万ドン(約3270円)余りするが、同容疑者は2万6000ドン(約121円)で仕入れ約3万ドン(約140円)で販売していた。警察は家宅捜索でさらに100シートを発見した。
市内ではホアンキエム区ハンチエウ通りが、ED治療薬を簡単に入手できる場所として知られている。電柱や街路樹の陰に座った女性が、通りがかる客に「薬を買いたいの?」と声をかける。女性の持つ籠にはバイアグラ、シアリス、レビトラなどの各種ED治療薬が入っていて、本物だというが本当かわからない。価格は薬効によって1錠当たり1万5000~30万ドン(約70~1400円)とピンキリだ。
保健省医薬品管理局によると、法律上はED治療薬を購入するには医師の診察と処方箋が必要だ。しかし実際には処方箋がなくても簡単に入手できてしまう。ベトドク病院男性科の医師は、市場に出回っている偽物のED治療薬を使用すると、症状が良くなるどころかかえって悪化する恐れがあると警告している。