(C) Vnexpress, 燃え盛る劇場 写真の拡大 |
9月8日午後8時ごろ、ハノイ市ホアンキエム湖近くのタンロン水上人形劇場で火災が発生し、建物前方の塔の部分8メートルが炎に包まれた。火災発生時には数百人の外国人観光客が劇場内におり、辺りは一時騒然となった。8日付VNエクスプレスが報じた。
目撃者の証言によると、突然、建物正面に設置されていた看板から爆発音がしたかと思うと、火の手が上がり、建物に燃え移った。看板が燃え尽きた後も火の勢いは弱まることなく、建物前方の塔全体に広がっていったという。
火災は、約30人の演者とスタッフらが8時からの公演を観に来る観客を迎えていたときに発生した。スタッフらは火災が発生していることが分かると、降りかかる火の粉を払いながら観客を外に避難させていった。
演者の1人で、観客を外に誘導したブイ・ズイ・タン氏は、「火事だと分かったとき、最初は恐怖に駆られましたが、火がまだ建物の内側には回っていなかったので、すぐに冷静になることが出来ました」と語った。
火災発生から約15分後、消防隊が到着し、消火活動が開始され、20分後には鎮火が確認された。なお、この火災による負傷者はいなかった。