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ベトナム中部沿海に浮かぶ各島は、台風11号(アジア名:ウトア)の接近に備えて、被害防止に向けた準備作業を急いでいる。現在、南シナ海を北西に進んでいる台風11号は、15日にも中国南部の華南に達すると見られている。ベトナムには上陸しない見通しだが、大型の台風のため、ベトナムの沿海地方への影響が懸念される。
南中部クアンガイ省リーソン島の台風洪水防止指導委員会によると、同島の漁民は既に漁船を安全な場所に移動させたほか、1か月分の食糧備蓄を完了したという。
なお、日本の気象庁が発表した予報によると、台風11号は14日12時00分(日本時間)の時点で、中心気圧945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速45メートル、最大瞬間風速60メートル、予報円の半径130キロメートルと予想されている。(数値は日本時間の13日12時45分発表時点のもの)