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致死薬注射による国内初の薬殺刑が6日にハノイ市で執行された。執行されたのは強盗殺人の罪で死刑判決を受けた 27歳の男性死刑囚だった。6日付ザンチーが報じた。
薬殺刑は午前8時半から行われ、所定の手続きを踏んで、午前 10時までに終了したという。ベトナムでは、2011年7月に刑法が改正され、死刑執行方法が銃殺刑から致死薬投与による薬殺刑に変更された。しかし、薬殺用の薬剤の調達が難しく、死刑執行が滞っていた。なお、現在全国には586人の死刑囚がいる。
ベトナムでは以前、犯罪に対する抑止力を高める目的で、死刑執行方法は遺体の損壊が激しい銃殺刑が選ばれていた。しかし、銃殺された死刑囚の遺体は遺族に引き渡されず、拘置所の墓地に埋葬されていたため、遺族が墓を暴き、死刑囚の遺体を持ち帰るという事件が相次いでいた。