ホーチミン市省エネセンター(ECC-HCMC)によると、イギリス国営放送局BBCのスタッフらが8月初めに、同センターが実施する「電動バイク・プロジェクト」に関する特集番組の取材のため、ベトナムを訪問するという。タインニエン紙(電子版)が報じた。
同プロジェクトは、日本政府の支援のもと、2012年からホーチミン市で実施しているもので、電動バイクの普及により、温室効果ガス排出量を削減しベトナム国内の交通をグリーン化することを目的としている。なお、同プロジェクトは日越の二国間オフセット・クレジット(BOCM)制度を利用した事業の一つ。
同プロジェクトでは既にホーチミン市に住む100世帯に電動バイクを使用してもらい、ガソリンで動くバイクとのエネルギー効率を比較してもらった。その結果、電動バイクを使用すれば、約90%もの省エネに繋がることが立証された。
BBCは、発展途上国などの生活を特集する番組の中で、ベトナムの交通状況や同プロジェクトによる交通のグリーン化とその経済効果などについて紹介するという。