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ホーチミン市民が朝食としてよく利用する食品に、見た目の白さを増す染料の一種である蛍光増白剤「チノパール」が使われていることがわかった。ベトナム規格・消費者保護協会(VINASTAS)傘下の消費研究コンサルティングセンター(CESCON)が22日、調査結果を発表した。23日付バオモイが報じた。
CESCONは、ホーチミン市内のスーパーや市場など9か所で、◇ブン(米粉麺)、◇バインカン(タピオカ麺)、◇バインホーイ(網状のライスペーパー)、◇フォー(ベトナム風うどん)、◇バインクオン(蒸し春巻き)、◇バインウオット(米粉クレープ)の6種類の食品、合計30のサンプルを検査した。
検査の結果、24のサンプルからチノパールが検出された。特にバインカン、バインホーイ、バインウオットの3種類は全てのサンプルで検出された。蛍光増白剤は洗剤や紙の製造に使用される化学物質で、食品に添加された場合、重大な健康被害を引き起こす恐れがあるとみられている。
CESCONは消費者に対し、これらの食品を購入する際は生産者の名称や住所、使用期限などが明記されているかを確認し、異常に白く見えるものは購入しないよう呼び掛けている。