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ベトナムでは毎年30万件もの人工妊娠中絶が行われており、東南アジアで最大、世界でも5番目の中絶大国となっている。ホーチミン市保健局が7月11日の世界人口デーを記念して主催した「未成年者の妊娠」に関する会議で、人口・家族計画化総局が明らかにした。トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
国連人口基金は、未成年者の妊娠について、解決を優先すべき問題の一つとして挙げている。未成年者の妊娠は、◇貧困、◇男女間の不平等、◇暴力、◇早婚、◇強制結婚などの問題と密接に関わっているという。また、早すぎる妊娠・出産は母体の健康状態や精神状態に大きな影響を及ぼすと警鐘を鳴らしている。
ホーチミン市での中絶件数は減少傾向にあるものの、未成年者の中絶率は増加しており、毎年3000件の中絶が行われている。
なお、ホーチミン市保健局によると、2013年年初5か月に生まれた新生児数は前年同期比で▲15%減少した。第3子以降の出産の割合は3.89%となっている。