(C) Vietnampuls, べtトナム代表として表彰状を受け取るグエン・ティ・スアン保健次官(写真右) |
国連食糧農業機関(FAO)は16日、貧困と飢餓撲滅に向けた国際目標を2015年の期限に先立って達成した38か国を発表し、その一か国としてベトナムを表彰した。17日付ベトナムプラスが報じた。
ベトナムは、国連ミレニアム開発目標(MDGs)の第一ミレニアム開発目標である「貧困と飢餓撲滅(MDG1)」と、より厳しい厳しい飢餓人口の絶対数を半減するという世界食料サミット(WFS)目標を達成した18か国の一つとして表彰された。
ベトナムは2010年~2012年の段階で、飢餓指数を1990年~1992年の46.9%から9%に、飢餓人口を1990年~1992年の3216万人から801万人に大幅に削減することに成功した。ベトナムと共に表彰されたのは、◇アルメニア、◇アゼルバイジャン、◇キューバ、◇ジブチ、◇グルジア、◇ガーナ、◇ガイアナ、◇クウェート、◇キルギスタン、◇ニカラグア、◇ペルー、◇セントビンセント及びグレナディーン諸島、◇サモア、◇サントメ・プリンシペ、◇タイ、◇トルクメニスタン、◇ベネズエラ。
なお、国連ミレニアム開発目標は2009年の国連総会で採択された国連ミレニアム宣言と、1990年代に開催された主要な国際会議やサミットで採択された国際開発目標を統合し、一つの共通の枠組みとしてまとめたもの。MDGsでは、2015年までに、◇貧困と飢餓撲滅(MDG1)、◇普遍的初等教育の達成(MDG2)、◇女性の地位向上(MDG3)、◇幼児死亡率の削減(MDG4)、◇妊産婦の健康の改善(MDG5)、◇HIV/エイズなどの疫病の蔓延防止(MDG6)、◇環境の持続可能性の確保(MDG7)、◇開発のためのグローバル・パートナーシップの推進(MDG8)という8つの目標の達成を目指している。