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最近、Facebookに投稿された一枚の貼り紙を写した写真が国内外のベトナム人Facebookユーザーの間で物議を醸している。写真は日本の埼玉県のとある店舗で撮られたものとされており、「万引きは犯罪です!」との見出しの下にベトナム語で万引き防止のための警告文が書かれている。9日付タインニエン紙(電子版)が報じた。
これについて、ネット上では、「英語でなくベトナム語でわざわざ表記するのは国を侮辱する行為だ」、「日本に行ってまで万引きをするベトナム人がいるのも事実で、彼らこそ国の恥さらしだ」、「ベトナム人に偏見を持つ一部の者が貼ったに過ぎず、こんなことで劣等感を感じる必要はない」など、多くのコメントが寄せられている。
これに対し、日本在住の多くのベトナム人ユーザーからは、「日本に住んでいる人なら、万引きや無賃乗車をするベトナム人が大勢いることは知っている。火のないところに煙は立たない」と、貼り紙の内容も已むなしとの声が挙がっている。
なお、多くのベトナム人が居住したり、訪問したりする外国では、ベトナム語での注意書きや警告文が書かれることは珍しい話ではない。シンガポールやタイのビュッフェ形式レストランには、ベトナム語で「食べ残しは課金します」、「取った分は食べてください」などの注意書きがよく見られる。