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科学技術省はこのほど、全国各省・市人民委員会に対して子供向けの玩具の品質検査の実施に協力するよう要請した。今回の品質検査は8月初めから9月末まで行われ、11月末に検査結果を公表する。タインニエン紙(電子版)が報じた。
科学技術省監査部のチャン・ミン・ズン部長によると、現在の安全基準を満たさない玩具や認証のない玩具、規定された表示のない玩具などが数多く摘発されているという。 2012年に実施された、全国の販売店460か所、玩具2万6686点を対象とする品質検査の結果によると、規定に違反している玩具は1万0366個で、うち、規定された表示のない玩具が1万0428個、認証のない玩具が1万3722個に上った。
また摘発された玩具の中には、基準の5~9倍ものフタル酸エステルを含むものもあった。フタル酸エステルは人体への内分泌攪乱作用(主に男性生殖器への影響)が懸念されており、日本や欧米では玩具への使用が規制されている。