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6月から個人識別番号の発行が開始される。2020年までにベトナム国籍を持つ個人全員に、12桁の識別番号が割り振られる見込みだ。司法省行政手続き管理局のゴ・ハイ・ファン局長が、26日に開かれた行政手続き簡素化総合案をテーマとしたセミナーで明らかにした。27日付カフェエフが報じた。
個人識別番号の発行については、2010年に公布された政令第90号/2010/ND-CPに盛り込まれており、公安省が案の作成を担当した。同省は現行のIDカード番号を管理しており、これを個人識別番号に応用する形で案を作成。司法省もその利点を認めている。
グエン・ホン・ソン司法次官によると、国民全員が個人識別番号を持つようになれば、行政手続きの際に証明書類を提出する必要がなくなり、窓口で自分の識別番号を伝えるだけで済むようになるという。
司法省の調査では、現在約1300の行政手続きで何らかの書類の提出が必要とされる。これが解消されれば、少なくとも年間約1兆6430億ドン(約74億7000万円)の経費が節約できると試算されている。