(C)Tin tuc、ホアン博士(右側) 写真の拡大 |
108軍隊中央病院付属整形外科研究所副所長のグエン・テー・ホアン博士が、ドイツのアレクサンダー・フォン・フンボルト財団からフリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセル賞を授与され、15日に授賞式が行われた。ベトナム人が受賞したのは初めて。18日付ティントゥックが報じた。
同財団はドイツの公益団体で、ドイツや外国の有能な科学者を支援している。同財団の奨学金を受けた、または賞を授与された科学者のうち、49人が後にノーベル賞を受賞している。フリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセル賞は、有能な外国人研究者に対して贈られるもので、4万5000ユーロ(約560万円)の賞金とドイツでの1年間の研究機会が提供される。
ホアン博士の受賞は、再建手術分野への貢献が高く評価されたもの。再建手術とは、以前受けた手術や外傷によって失われてしまった組織を再形成、再構築する手術のこと。
ホアン博士は1994年にドイツ学術交流会(DAAD)の奨学金を受けてミュンヘン工科大学付属病院に留学し、1997年に博士課程を修了。2006年にもフンボルト財団の奨学金を受けてミュンヘン工科大に留学、2008年に同大学の准教授に任命されている。