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不衛生な食品が市場に数多く流通している状況を背景に、最近ハノイ市では無農薬野菜の自家栽培が流行している。といっても自宅にスペースがないので、もっぱら歩道や公園の植え込みや空き地を占拠して野菜作りに精をだしている。9日付ベトナムネットなどが報じた。
ハノイ市カウザイ区ホトゥンマウ通りに植えられている街路樹の根元のほとんどは、市民の手で緑の生い茂る野菜畑と化している。街路樹の下の土が露出している部分の面積は僅か1平方メートルほど。そこにきちんと囲いを作り、香草や大根、空芯菜などさまざまな野菜を栽培している。また、公園の植え込み、国道の中央分離帯、線路脇など、土が露出したあらゆる場所が活用され、農園さながらに野菜が元気良く育っている。
市民たちは、毎日新鮮で安全な野菜が手に入るので市場に行く必要もなく、美観も良いと、小さい菜園に満足しているようだ。