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女子大生のセオム(バイクタクシー)運転手がハノイ市に登場し、話題になっている。メーター付のセオム運送サービスを提供する会社でのバイトだ。12日付カムファーが報じた。
ハノイ経営工科大学の学生ディン・ティ・フオンさん(22歳)もその1人で、1か月ほど前からセオムの仕事を始めた。彼女の1日はけっこう忙しい。朝は午前6時に起床し小学生を家から学校に送り、午後は学校から家に送り届ける。空いた時間にはビラ配りや家庭教師のバイトをしている。
フオンさんはセオムの仕事を始める前に、会社で交通安全についての講義を受け、先輩達からも安全運転の心得を教わった。大学生達の運転するバイクには「優しいセオム」と表示されている。
フオンさんは自分の仕事について、「時間の自由がきくので勉強にも支障ありません。多くの人と接する仕事は面白いし、私も以前より活発になりました」と話す。「セオムのおねえさん」と人にはからかわれるが、彼女は「この仕事のおかげで家族を経済面で少しでも助けることができるし、自分の生活の自立にも結びつきます」と胸を張った。