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ベトナム人建築家ヴォ・チョン・ギア氏と日本人建築家佐貫大輔氏、西澤俊理氏のデザインしたホーチミン市の住宅「Stacking Green(緑の積み重ね)」が、米国の建築系ウェブサイトArchDailyの選ぶ「Building of The Year 2012」を受賞した。18日付カフェエフが報じた。
この住宅は、ベトナムらしいウナギの寝床のような幅4メートル、奥行き20メートルの敷地の特徴を活かして建設されたもの。前面に設置された緑の層には自動散水装置が取り付けられ、屋上も緑地になっており、景観の良さだけでなくホーチミン市の暑い気候と調和する工夫が凝らされている。
ギア氏は日本に留学経験があり、2005年に修士課程の研究「ベトナム古民家と都市における風環境の研究と設計活動」で東京大学総長賞を受賞。ベトナム帰国後、設計事務所ヴォ・チョン・ギア・アーキテクツを立ち上げ、これまでに数々の国際的賞を受賞し、2012年には米国の建築雑誌「アーキテクチュラル・レコード」の注目すべき設計事務所10選に選ばれている。
住宅「Stacking Green」は、米国のシカゴ建築・デザイン博物館の「国際建築賞2012」でも最優秀ニューグローバルデザイン賞を受賞している。