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「旧正月(テト)やバレンタインデーに恋人がいないのは寂しい」「親から結婚はまだかとうるさく言われている」。そんな人の需要に応えるために、恋人レンタルサービスがある。男女どちらの要求にも応えられるというのが謳い文句のこのサービス、実は想像されているほどには繁盛していないようだ。ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
インターネット上では、人材紹介センターや恋人レンタルクラブなどの組織が、「美人で愛想がよい女性達とイケメンで背の高い男性達が揃っています」と宣伝している。派遣されるのは学生、労働者、サラリーマン、弁護士、外国人などで、料金は相手の要求によって様々だが、1時間当たりの平均料金は50万ドン(約2260円)と安くない。どの組織も、セックスには応じないことを強調している。
ただネット上の賑やかさとは裏腹に、実際にこのサービスを使う人は少ないようだ。ハノイ市在住の男性ビンさん(34歳)は、テトに恋人をレンタルして帰省するつもりでいたが、「家族や親戚を一度は騙せてもずっと騙せる訳ではない。それに自分の給料では、とても1週間もレンタルできない」と考え直したという。
料金が高すぎる、というのが多くの男性の意見。一方女性達にとっては、見ず知らずの男性を恋人にすることはかなりハードルが高いようだ。