(C)24h, 告発したチャン・チョン・ズック主任 |
ハノイ市執行委員会調査委員会のチャン・チョン・ズック主任が昨年 12 月、公務員採用試験で不正が横行している状況を指摘し、公務員の職が1億ドン(約 45 万円)で取引されていると告発した問題で、グエン・スアン・フック副首相の指導の下、内務省公務員部は同市人民委員会に調査を行うよう要請した。5日付24hが報じた。
内務省公務員部のホアン・クオック・ ロン副部長は5日の記者会見で、この問題についてハドン区、タインチー郡、ウンホア郡の3か所で調査を実施したが、不正を発見できなかったと発表した。また、調査チームがズック主任に証拠の提示を求めたところ、提示できなかったという。
「不正を行うのは他でもない区・郡の内務部」というズック主任の告発に対して、ロン氏は「証拠もないのにこうした情報を広められ、内務部幹部が汚名を着せらた」として怒りをあらわにした。
このロン氏の発言についてはウェブ上の掲示板などでは、「自分の不正を認めるバカがどこにいる? 普通は隠すだろ」、「調査チームが証拠を見つけなければならないはずなのに、告発者に証拠を出せという調査当局自体に問題がある」など、批判的な書き込みが続出している。