(C)rsf, ベトナムは真っ黒 写真の拡大 |
世界中の言論・報道の自由を主張するジャーナリストによる非営利組織「国境なき記者団」(本部:フランス・パリ)は30日、「報道の自由度ランキング」を発表した。ベトナムは179か国中172位で昨年と変わらず、世界で最も報道の自由と権利が保障されていない国々のひとつとなった。30日付BBCが報じた。
ベトナムは「国民の報道の自由を否定している」として、◇北朝鮮:178位、◇中国:173位、◇ラオス:168位などの社会主義国ととともに低い順位となった。
今回大きく順位を上げて注目されたのがミャンマーで、18ランク上昇の151位。ミャンマーでは以前頻繁に行われていたインターネット上に政府への批判的な意見を掲載したことを理由とする逮捕が、今は殆どなくなっているという。
なお日本は、東京電力福島第1原発事故に関する情報隠蔽により、昨年の22位から53位に転落している。
報道の自由度ベスト3とワースト3は下記のとおり。
◇ベスト3
1位:フィンランド
2位:オランダ
3位:ノルウェー
◇ワースト3
1位:エリトリア
2位:北朝鮮
3位:トルクメニスタン