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海外労働管理局は、2015年初めよりベトナムから約180人の看護師・介護福祉士を日本に派遣すると発表した。17日付ハノイモイ紙(電子版)が報じた。
派遣候補者の募集は2013年~2014年にかけて行い、渡航までの日本語教育経費はすべて日本側が負担する。また日本側は、ベトナムにおける看護師・介護福祉士養成カリキュラムは日本での勤務で要求される専門技術や語学力などの要件を十分満たしていると評価している。35歳以下のベトナム人介護福祉士の所得は、研修期間で月額13万~14万円、正規雇用で月額14万~15万円程度となる見通し。現在、日本は約5万人の看護師が不足、10年後には40万~60万人の介護士が必要になると予想されている。
そのほか、ドイツ、サウジアラビア、フィンランドもベトナムの看護・介護人材の受け入れの意向を示している。海外労働管理局は現在、ドイツに派遣するベトナム人看護師・介護福祉士100人を募集している。今後も看護師・介護福祉士の海外での雇用チャンスは増える見込みだ。
※最終更新:2013年1月22日10:41JST