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ハノイ市のルオン・テー・ビン高校が自校のウェブサイトに「学生がフェイスブックを利用する上で禁止する行為」と題する文書を掲載した。最近、南中部クアンナム省の女子中学生がフェイスブックに教師の悪口を書き込んで停学1年となるなど、ソーシャルネットワークサービス(SNS)にまつわる騒動が続いていることから、この規則もネット上で大きな議論を呼んでいる。16日付ベトナムネットが報じた。
学校の発表した文書には、「罵倒する言葉は決して使わず、正しいベトナム語を使用しなければならない」「誰かの悪口を書く目的でフェイスブックを利用しない」「『いいね』をクリックする時は、書かれている内容を注意深く読むこと。『いいね』をクリックした文章の内容が健全でないものであれば、責任を問われかねない」などと書かれている。さらに「フェイスブックは日記ではないので、個人的な情報は掲載すべきではない」と注意を促している。
この学校の定めた規則に対してネット上では、「フェイスブックを使う上での禁止事項を並べるのではなく、正しい使い方、フェイスブックの良い点、悪い点を教えるほうが重要だ」、「SNS上では誰にでも表現の自由がある。このような規則はフェイスブック使用を禁止しているのと同じだ」、「規則設定の目的は良いと思うが、どんなケースでも厳密に適用するようなルールは作れない」といった意見が出されている。
同校のバン・ヌー・クオン校長によると、同校でも過去に学校の悪口を書いた生徒2人を1年間の停学処分にしたことがあるという。「学生がフェイスブックの使用を規制することはできないため、学校が正しい利用方法を定める必要がある」としながらも、ネット上の様々な意見については、「貴重な意見に感謝しており、『規則』の修正・補足に役立てたい」としている。