(C)Trí Tín,Cafef, ビンチャウ沖沈船で発見された器 |
南中部クアンガイ省人民委員会はこのほど、14世紀に沈没したと見られる船舶が発見された海域における発掘・引き揚げ作業の実施を許可した。3日付カフェエフが報じた。
発掘を許可された場所は、ビンソン郡ビンチャウ村沖の600平方メートルの海域。発掘・引き揚げ作業はドアンアインズオン社が担当、60日間の日程で行われ、費用は400億ドン(約1億6900万円)となる見込み。
クアンガイ省文化観光スポーツ局のグエン・ダン・ブー局長によると、沈船の中には茶碗や皿、香盒、鉢など主に家庭用陶器が約4万点も積載されているという。引き揚げ後、代表的な遺物と船は研究と展示のために保存し、残りの遺物は競売にかけることになる。これら競売にかける遺物の売上は540億ドン(約2億2900万円)以上になると予測している。
なお、今まで沈船から引き揚げられた遺物の中で、今回ビンチャウ村沖海域から引き揚げられる遺物が年代的に最も古いとされている。