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南中部カインホア省人民委員会は27日、同省チュオンサ島郡の政治システム構築実施5か年の報告会で、島民1世帯の月収は1500万~2000万ドン(約6万3000~8万4000円)であると発表した。28日付VNエクスプレスが報じた。
チュオンサ諸島(英名:スプラトリー諸島、中国名:南沙諸島)は中国などとの領有権争いの渦中である南シナ海の中ほどに浮かぶ島々。ここに住む島民は1軒の面積が100平方メートル以上ある広い住宅に住んでおり、家具や家電など必要な設備はすべて備えられている。また電気と水も安定した供給が行われている。
当局は島民の生計を支援するため、小型漁船、漁業用器具、苗、種畜を無料で提供しており、医療サービスと教育もすべて無料となっている。また同省仏教協会は島民の精神を支えるべくチュオンサ島、シントン島、ソントゥータイ島の3か所に僧侶の派遣も行っているという。