(C)Cafebiz、偽造された証書類 |
ハノイ市ホアンキエム区警察は11月22日、大学の卒業証書や成績証明書などの偽造に関わっていた容疑でチャン・バン・タン(35歳)とドー・ルオン・ホアイ(23歳)の2人の男を逮捕した。4日付カフェビズが報じた。
警察の調べによると、自宅で偽造を手がけていたのはタン容疑者で、ホアイ容疑者は客から注文を取る営業役だった。警察はタン容疑者の自宅を家宅捜索し、政府機関や有名大学の偽造公印230個、プリンターやスキャナーなど4台、コンピューター1台などを押収した。
2人の容疑者の供述によると、各種の証書をスキャンし、偽の公印を自分で製造、偽造防止用のシールなどは市場で売られているものを購入して貼り付けていた。大学や短大の卒業証書は1枚当たり500万~800万ドン(約1万9800~3万1700円)で販売。また、警察に目をつけられないよう、インターネット上のフォーラムやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じてのみ注文を受けていた。
偽造された証書類は本物そっくりで、街区や村レベルの人民委員会で公証する際に発見されることはほとんどないという。ホアンキエム区警察の幹部は、偽造証書が簡単に公証されてしまう弱みに付け込まれていると指摘している。