公安省はこのほど、交通警官が私服を着用してパトロールすることを認める内容の条項を盛り込こんだ通達を公布した。バイクの運転免許取得年齢に達していない学生やヘルメット非着用者を摘発するのが狙いだ。17日付NDHマネーが報じた。
それによると、上官から私服着用でのパトロール任務を与えられた交通警官は、交通違反者を見つけたら、その場で摘発することができる。私服の交通警官は、違反者を摘発した場合、警察官としての身分証明書を提示し、そのまま警察署に連行するか、制服を着用した交通警官に引き渡すことになっている。
なお、私服の交通警官が自ら処罰を下せないようにしたのには、警官による賄賂の受け取りなどの不正行為を防ぐ狙いがあるという。