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ウィルスセキュリティ国内大手のBKAV社はこのほど、スパムSMSについての調査報告を発表した。この調査はBKAVモバイル・セキュリティ・ソフトウェアを利用している携帯電話利用者約5万人を対象に行われたもの。31日付アンニントゥードー紙(電子版)が報じた。
これによると、調査対象者5万人の携帯電話に1日に送信されてくるスパムSMSは1万6290件だという。全国の携帯電話利用者は約3000万人に上るため、これら利用者の携帯電話に1日に送信されてくるスパムSMSは推定で合計980万件の計算になる。
また、1件の送信料金300ドン(約1.2円)に基づいて算出すると、携帯通信会社は、毎日約30億ドン(約1200万円)、毎月だと約900億ドン(約3億4700万円)の収入を得ている計算になる。
スパムSMSの殆どは広告で、詐欺的な内容も頻繁に見受けられるが、携帯通信会社各社はスパムSMSによる収入を手放そうとしないため、対策を完全にとっておらず、携帯電話利用者が迷惑を被っている状況が続いている。