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ベトナムでは辰年生まれの子供(特に男児)は大成するとされており、辰年になる度にちょっとしたベビーブームが訪れる。今年も年初から現在までに全国で誕生した新生児の数は増加傾向にある。ベトナムネットが報じた。
辰年ベビーを狙って年末年始に妊娠した女性が多く、今がまさに出産ラッシュだ。全国から妊婦が集まってくる2大都市(ハノイ市、ホーチミン市)の産婦人科病院は深刻な病床不足に陥っており、さながら野戦病棟の様相を呈している。
ハノイ市産婦人科病院には300床のベッドがあるが、周辺各省から妊婦と付き添いの家族が殺到し、対応に追われている。緊急措置として、病室や廊下などの空いたスペースに300床のベッドを増設したが、入院している妊婦の数は1000人を越えているため、一つのベッドを2人で使用している状況だ。さらに、廊下も付き添いの家族でごった返している。
同病院の医師によると、年初8か月に受け入れた妊婦の数は前年比3331人増の2万7440人。このうち半数が帝王切開による出産だったという。