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ホーチミン市ビンタイン区で26日、国道13号線上にある「ランアイン」というガソリンスタンドで給油したバイク数百台が給油後しばらくしてエンストし、走行不能になる事件が発生した。これに怒ったドライバーたち数百人が「金を返せ!修理費を出せ!」と店側に詰め寄った。27日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
この店で給油した同市在住の女性によると、26日の午後6時45分頃にガソリンを入れ、トゥードゥック区に向かう途中、第1ビンチエウ橋まで差し掛かったところで突然エンジンが動かなくなった。仕方なくバイクを引いて修理所を探していたところ、大勢の人が自分と同じように動かなくなったバイクを前に途方にくれているのを見つけた。
理由を聞くと、全員が同じガソリンスタンドで給油していたことが分り、「不正ガソリンを入れられてのでは」との疑いを持ち、店に戻ったところ、既に大勢の客が店を取り囲んでいた。店側は当初これを無視していたが、騒ぎが大きくなり、警察が仲裁に入る事態にまで発展したため、やむを得ず要求に応じた。
バイクは不正ガソリンを吸いだして、正規品のガソリンを給油したら動くようになった。但し、燃料噴射エンジンを使用しているスクーターは修理が必要だという。